表裏一体&分離の料理人「2」

前回の良い親父に続き、「悪い親父」について…。
「悪い」と表現しましたが、決して粗悪とかいい加減的な意味ではなく、[遊学道]の教えとでも言いましょうか、仕事も遊びも妥協しないで目一杯までやる!という感じの親父のお話。
勿論仕事中は超厳しく体育会系で封建主義、しかし職場を一歩出ると全く別の世界を持つ…、僕が大好きな波乗りも永ちゃんも「悪い親父」の影響です。
僕には二人の「良い親父」と「悪い親父」がいます。今の自分があるのは正に二人の親父のお陰です。
前回お話した「良い親父」は、謙虚に真っ直ぐ確実でストイックに、何でもブレずに「継続する事」に意味を持ち、その料理がその料理人が歩んできた歴史の味わいと云わんばかりの信念のある人で、僕に料理人としての「美意識や美学」を生き方で示してくれ、
一方「悪い親父」は、料理人は料理以外全ての事も出来なくてはいけない、見るモノ聞くコト感じる全てにアンテナを張り、常に考え、より良い発想アイデアこそが仕事を含め人生で巧く荒波を乗り越える術だ、という「生きる力、それを引き出す力」を考えさせてくれました。
僕の骨子を形成してくれ、細胞内には脈々と影響という血が流れ、いまだに当時の夢を見て飛び起きる事があるほどです。

次回から僕の業界の先輩や盟友、聞いた笑いバナシなどを小出しに。

↑ハワイのパワーストーン。僕の携帯の待ち受けにもなってます。皆さんに幸運をプレゼントします。