トゥールーズ・ロートレック展より

今、丸の内の三菱美術館でトゥールーズロートレック展が開催されています。
ロートレックリトグラフは僕が大好きなポスターのひとつで、やはり、何と言ってもパリの浅草っぽいところがたまりません。
そう言ったら、エディットピアフもストライクな訳ですが、ロートレックの言葉で、「人間は醜い、されど人生は美しい」とありました。
「愛しなさい」のエディットに対して、ロートレックは、"愛されたい"という欲の裏返しが影のある人物像の皮肉とも捉えられがちな表情、仕草を切り取って絵に表現しているのかなぁ、と。
題材といい版画といい絵の描き方技法、観て周っているうちにまるで浮世絵の展示会に来ているかのような錯覚に陥りました。