ラタトゥイユ。

この季節ラタトゥイユをよく仕込みますネ。
夏野菜のトマト煮込み、とか南仏風野菜の〜、とか呼ばれています。
フランス修行時代、やはりこの時期ラタトゥイユを作るのですが、日本との大きな違いは火の入れ方ですね。
想像以上に煮込んで歯ごたえを完全に無くして、離乳食の手前まで柔らかく仕上げるのがビストロでした。
ビックリしました。
一方ガストロは野菜の切り方が細かく正確で宝石の様に綺麗に仕上げなくてはならないので火入れは慎重です。形わ崩さず食感を残さず、ですネ。
もう一つ、ラタトゥイユと言えば、日本の肉じゃがの様に各家庭で作り方が違い、各シェフでも皆さん考え方や好み、概念が違うので考えると面白く深い料理だと思います。
僕はやはり、少し大ぶりに切った野菜で少しよく煮込んで、一晩冷蔵庫で締めた冷たいラタトゥイユを昼どきに食べるのが大好きです。



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