今回8泊10日間ハワイ旅行を振り返って。

昨年末でオゥレギュームが閉店して今月7日の店舗引き渡し日までの間、什器備品の搬出やら掃除やら近所、お客様へのご挨拶、業者との事後処理なんかでバタバタとあっという間に過ぎてしまった。
11日の出発まで3日間の準備期間があったのですが、不動産関係で大きなトラブルが発生してしまい、まる2日間をトラブル処理に使ってしまう。
実質1日だけのプランニングと予約作業だったので完全に不十分な出発となってしまった。
今回のハワイ旅行は10年間の自分達へのご褒美と今後自身の方向性を確かめる為の、いわば調査、研修も含めて意味もありました。
大好きなハワイで少しでもお仕事に繋がるモノがあったり、趣味と実益を兼ねられる土俵があるのでは…、と少しやましい気持ちや期待もありました。
実際ハワイで料理の仕事をバリバリやっている友人2人にジックリ話を聞いたりマーケットや食材流通なども調査しながらたっぷり遊びました。
予想に反していちばん感じた事は、勿論な事ですが、遊び半分で仕事している飲食関係者はいませんでした。東京より早い時間から夜中までびっちり働いている印象です。
それでも経営的には潤沢ではなく、気を抜いたら終わり、と危機感を感じていながらの生活。
思った食材が無く、クオリティも低いなか無数に点在する雑多な飲食店の中でもオリジナリティを出して、観光客、日本人、ローカルに受け入れられるのは本当に困難で苦労の連続。
その中でも粗悪な飲食に何か出来る事も沢山あるのでは…、という事も感じました。
僕のこれからの料理観の中に今回ハワイで出会ったモノや感じた事など少しでもうまく取り入れ、お客様に楽しんで喜んで頂けるように頑張らなければ、とフンドシの緒を締め直して行く所存でおります。ので、今後ともよろしくお願いいたします。