料理とワインのマリアージュ孝〜2〜

1からの続き。
その顧客のお客様曰く、
「日本(人)はさぁ、不調和を楽しめないと食事がつまらないものだヨ。
だって、家庭では普通に中華料理や和食にワインを合わせようとしたりするじゃない?
元来、日本て国には多様な文化が入って来て、それらを上手に柔軟に取り込む事で今の日本て国が出来上がったのよぅ!
だっからよぅ、旨い料理と旨いワインがありぁ、十分満足ってことよぅ!おぉ!ベラボウめぃ!」
(途中から江戸っ子調に脚色してしまいました。スミマセンm(__)m)
と、その様なありがたいお言葉を頂戴致しました。勿論立派な紳士なので非常に真面目な諭すかの如く感じでです、ハイ。
僕なりに少し補足させて頂きますと、
本気で一つのワイン(お酒類)に食べ物を合わせようと(マリアージュ)するならば、一つのフロマージュだけで十分なのではないか、料理でいうならば、つまみに近いアテの様なものか単体の調理品。
考えをまとめると、料理というモノは一つお皿、一つのお任せコースの中で緩急、強弱、対比、コントラス等を上手に盛り込み、味は勿論、食感や色、盛り付け全体で楽しんで頂きたい小宇宙の様なもので、角から角までドンピシャでワインに合うはずもなく、たとえ万が一、付け合わせも含め全てがワインに合った場合、相殺しあい面白味に欠けてしまうのではないかと僕は思います。
逆にすこ〜しズレているくらいの方が互いの味わいがはっきり感じられ、それによって話も盛り上がるのではないでしょうか?
最後に、僕(自店)から全てのお客様に対して、美味しい不味いをさておき楽しんで頂きたいのです。
なので僕も楽しん仕事出来る様に頑張ります。